HDDを増設したおかげで、一年半使い続けて約100枚近く録音してしまいました。MSVデータの管理でちょっと面倒なのが情報入力です。
旧作のデータはデータベースとしてナビの中に入っているのですが、新譜のデータは当然入っていませんのでユーザー側で入力する必要が
あります。携帯電話を接続すればインターネット上からダウンロード出来るのですが私の使っているキャリア(H”)には対応していませんでした。
リモコンを使って手動入力すると私の場合アルバム1枚で20分くらい時間が掛かります。 1年間ぐらいはずっと手動で入力していたのですが、いい加減辛くなってきました。 |
アルバム毎にリストなどの情報を入力出来ます。 | この画面でリモコンを使って1文字づつ入力します |
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そんな経緯もありましたのでこちらで作った基板を少し改造してパソコンで赤外線出力操作出来るようにし、MSV情報を自動で入力出来るシステムを作ってみました。
PC側の制御はVisuauC++で作成したアプリケーションを使用します。パソコンとのインターフェースはRS-232Cです。
(PS:パソコンにもIrDAポートがありますが、出力が非常に弱いので今回のシステムには不向き) MSVのプレイリストタイトル(読み)、アーティスト名、各トラック情報(読み)を入力する事が出来ます。 入力出来る文字は「ひらがな」,「全角カタカナ」,「半角カタカナ」,「全角英字」,「半角英字」, 「全角数字」,「半角数字」,「全角記号」,「半角記号」です。(残念ながら漢字は非対応) アプリケーションの制御はとてもシンプルなので特に難しいことはやっていません。本来人間が入力すべきリモコンのコードをPCから基板に送っているだけです。実に単純明快です。 |
アプリケーションのメイン画面 |
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入力する情報について
CSV形式のファイル入出力に対応させました。アルバム情報などはインターネット上から簡単に見つけられるはずです。 それらをちょこちょこっと編集してCSV形式で保存すれば簡単にアプリケーションに取り込ませることが出来ます。 |
使用感など
手動では到底無理な速度で入力出来るのでなかなか便利です。データにもよりますが入力時間は1/3以下になりました。カーソルが目で追えないくらい早く動くので見ているだけでも楽しいです(笑)。
ただししょせんは赤外線リモコンの通信なので、たまにエラーも発生します。成功率は95%っと言ったところでしょうか。こればっかりはシステム的にどうしようもなさそうです。
改造後の基板の回路図とファームウェアと説明書はこちらからダウンロードして下さい。 おそらく'03年の新モデルからは通信モジュールが内蔵されるので、こんな苦労はしなく済むと思います(笑) |