キャズ・ゼータシステム取り付け
キャズ・ゼータシステム
 よくカーショップに行かれる方は、ライト売場の片隅でゼータシステムという新しいライトシステムの広告を見たことがあると思います。 私も去年辺りに見つけて気になっていましたが、普通のバルブよりかなり高価なので敬遠してました。しかし先日、オートバックスの新春キャンペーンでかなり安く売っているのを発見した為(バルブ付きで16,000円程)、購入してみました。高めのバルブ2個程の値段ですね。
ゼータシステム紹介のHPはこちら

 原理的には既存の12Vの配線を一旦ゼータシステムユニット内で高圧交流に変換してバルブを点灯させているそうです。現在売られているすべてのH4バルブに対応し、交流成分の為、白っぽく発光させる事が出来るそうです。しかしなぜ交流なのか私自身もいまいちよく理解していません。

 付属品はゼータシステムユニット×2、ゼータシステム用に開発されたバルブ×2、その他取り付け金具等です。

ゼータシステム ユニット
ユニットの全体図。割と重いです。
 

 説明書には「バルブは付属の物をお使い下さい。他のバルブも使用出来ますが寿命が短くなる恐れがあります。」 と書かれていました。ここは忠告に従い付属バルブを取り付けました。
 ユニットの配線自体はかなり簡単で、既存のバルブとバルブに差し込んであるコネクタとの間に割り込ませるだけです。取り付けのしやすい車であれば10分程で終わると思います。
 プレッソの場合はライト周辺の構造が下の画像の様に入り組んでいますので、ユニットの配線に若干加工が必要でした。そのままですとヘッドライトのガイドに配線を収納出来ないので、ユニット配線の黒いチューブをカッター等で切り取ります。中の線を傷つけないように注意して下さい。黒チューブの中には白い線が3本入っています。画像では線をばらばらのままガイドに収めていますが、この後にビニールテープで補強&まとめ上げてから収めました。
配線加工 ヘッドライトに組み込み
下側の配線の様に黒チューブを切り取ります ヘッドライト裏側。ガイドに沿って配線を収めます。
 

 ユニットをエンジンルーム内に固定します。付属の金具はエンジンルーム内の適当なボルトに金具を噛ませるようにして固定するような構造になっています。幸いヘッドライト周辺にちょうどいいボルトがあったのできれいに収められました。
左側固定 右側固定
左側はここへ 右側はここに。この位置だとバルブ交換の際は
ユニットを取り外す必要があります。
 

 その効果ですが、ゼータシステムを取り付けるまで使用していたレイブリックの「メタルホワイト130/125W」よりはかなり明るくなりました。色はかなり真っ白です。しかしこのバルブは1年以上使用していたので本来の明るさが出ていたかどうかは不明です。
 ヘッドライトレンズが長年のハイワッテージバルブ使用の為かかなり曇っているので、これでも本来の明るさが出ていないはずです。 この商品は大抵のお店では24,800円で売っていますが、それだけの値段の価値があるかは「?」だと思います。確かに明るくはなりますが、劇的な変化はなかったと言うのが率直な感想です。
 しかし付属バルブを使用しないで他のハイワッテージバルブを組み合わせる事により、今以上の明るさ出す事が出来るかもしれません(付属バルブのワッテージは不明)。

 余談ですが、PIAAから汎用H4タイプに無加工で取り付けられるHIDシステムが発売中です。価格は約15万円と桁違いですが、明るさも桁違いです。HIDライトと言えば最近標準装備の車が多くなっていますが、遠くから見ても一目で分かるあの明るさはすごいですね。 プレッソに付けたらどんな感じなんでしょうね。誰か付けて下さい(笑)。

 なお取り付けの祭にいろいろ教えて下さった某T氏、ありがとうございました。

8月29日追記
最近ヘッドライトリレーシステムを組み込みました。バルブまでの電気の流れは、
バッテリー→ヘッドライトリレー→ゼータシステム→バルブ
このようになりました。その効果ですが、十分体感出来るレベルでした。この取り付けた2つの装置によって バルブの明るさがかなりアップしたと思います。値段もかなりしますけどね・・・。

余談ですが、後付のHIDシステムがかなり身近な値段になってきました(気になる人は調べてみて下さい)。普通のバルブを いくら小細工しようとしても、このシステムより明るい環境は作れないでしょう。誰かプレッソに付けて見ませんか?