バキュームメーター取り付け
 

 バキュームメーターなるものを取り付けてみました。

バキュームメーターとは −以下説明書を丸写し−
 NA(自然吸気)エンジン専用のメーターです。NAエンジンはインテークマニホールド内で、ガソリンと空気を混合してエンジンに送り込み 燃焼させる機構です。インテークマニホールドとエンジンの間は必ず大気圧より低くなりますので、その負圧をバキュームメーターで 計測することにより、燃料が多く使われているか低燃費かを知ることが出来ます。又エンジン回転数とバキュームメーター表示の 関係を合わせて走行すれば、低燃費走行が出来る、燃費計ともいえるメーターです。
 走行中、指針がアクセル操作により敏感に反応しますが、40〜60cmHgの範囲で指針を安定させ、加速時には30cmHg以下に アクセル操作をすると大幅に燃費が良くなります。  −説明書ここまで−
 

以下ゆきやんさんの説明です。(ゆきやんさんありがとうございます)

 バキューム計は、エンジンの吸気の状態を調べます。(吸気の抵抗を知る為のもの)
エンジンのスロットルが、ほとんど閉じている時、この時は一般的にアイドリングである事はお分かりでしょう(^^)この時の吸気の状態は、エンジン内部を燃焼させる為、吸気をしようとする力が働きます。分かりやすく言えば、自分の口を閉じて見て下さい。そして、息を吸って下さい。ちょっと口を開けて僅かに空気が 入るようにして吸って下さい。口を閉じるほど抵抗があり、口をしっかり開けると抵抗がないですよね。口がスロットルの役割=アクセルペタルの踏み加減。 ターボ車の場合、口を開けた状態で、強制的に空気の圧力を掛けて吹き込まれる状態になります。自然吸気は口を開いて、自然に空気を吸い込むってことです。 (圧力を掛けられた状態が0cmHgよりマイナス領域に進んで、ブーストになります。ブースト計はこの領域になる)
 話は戻って、スロットルを全開にしている時が抵抗ゼロなので、0cmHgに振ります。そして、エンジンブレーキを使っている時は、吸気の抵抗があるので、逆に振れます。(76cmHg) つまり、燃費向上には、安定した吸気抵抗が求められます。(30〜40..50cmHgの範囲)(0は開きすぎで燃費悪しアクセルペタルの踏み加減で微妙に吸気抵抗が変化するので、このメーターで踏み加減による吸気の抵抗を知る事が出来ますってことなので、運転の上手いかどうかはメーターを見れば すぐに分かってしまいます(^^;;

>エンジンを保護する。
エンジンブレーキを掛ける時は、吸気は吸い込もうとする力が働きます。 極端に言えば、口をピッタリ閉じて、無理矢理空気を吸おうとする時の状態この状態は、エンジン内部が真空状態に近くなり、吸気を 一生懸命しようとします。(76cmHgの状態になる)この状態を酷く続けると、エンジンの繋ぎ目 (シリンダヘッドのガスケット)など、僅かな所からでも吸い込もうとするので、上記の繋ぎ目 が痛んでしまいます。こうなると、ヘッドガスケットからエンジンオイルが漏るようになります。やたらと無茶なエンジンブレーキを使っている人は 大抵ここからオイルが滲み出ているハズです。(ioi)

>登り下りを認識する。
高速道路などでは、緩やかな登り&下りの区別が錯覚で分からなくなります。 この時、バキュームメーターを見ると、ハーフスロットルで走行していたら、下りになると、(76cmHg方向に近づくハズ) 登りになると、(0cmHg方向に近づくハズ)

>燃費走行
シフトアップが早すぎると、目標の速度に到達するまでアクセルを踏み込まないといけない。  5速で踏み込むと燃費悪い。適度に踏んで上手くギアを選択して加速しているか、すぐ分かります。 また、加速して、ハーフスロットルにして、30〜50cmHgを保つと燃費向上につながります。 坂道など、適度なシフトダウンで20cmHgあたりになるようすればGoodです。0cmHgなりっぱなしはNGです。 −以上ゆきやんさんの説明−
 

 以下、取り付け方法です。

 メーターへ繋がる配管は通常、ディストリピューターからサージタンクへ繋がる配管を途中で3方ジョイントを使って分岐させ、余った片側をメーターに 繋ぎますが、プレッソの場合はサージタンク(インテークマニホールド)に負圧が取れる端子があるので、これを利用します(輸出車用のオートクルーズ装置の為の端子らしい)。

サージタンクに接続
エンジンのサージタンクに配管
 

 エンジンルームから室内への引き込みは、この場所から入れました。ブレーキのリザーバータンクの後方にあります。通常は黒いキャップが被っています。黄色い線はエンジンスターターの為の発電器からの線です。

室内に引き込み
室内への引き込み
 

 あとはメーターに配管をしイルミネーションの為の電源を適当な所から取り出し、運転席の脇に両面テープで取り付けるだけです(ステーは別売りです)。 ねじ止めの方がしっかり止まりますが、メーターはそんなに重くないので両面テープでも十分だと思います。

ダッシュボード取り付け
運転席に両面テープで取り付け
 

運転席の雰囲気がちょっと変わりました。

昼夜
夜はこんな感じで光ります。