排気、点火系部品交換
 最近、妙にエンジンの調子が悪いような気がする。吹け上がりが重かったり、 低回転のトルクが細かったり、レスポンスが悪かったりと。長い間乗っていて 慣れてしまったせいもあるかもしれませんが、吸気、点火系の部品を点検してみることにしました。
 

 吸気系はエアフィルターの点検。案の定汚れていました。MAZDASPEED製の乾式のエアフィルターなので、エアを吹けば再利用できます(純正は湿式なので絶対にエアで吹いてはいけません)。その他はエアクリーナボックスの清掃。結構ほこりがたまっていました。サージタンクへ繋がるダクトを点検。特に異常はありませんでした。
 

 点火系は点火プラグとプラグコードの点検。点火プラグは純正指定の物を2万キロ以上使用していました。カーボンもついて、電極も減っていたため、交換しました。  交換したプラグはHKS製のS35iというプラグです。このプラグは電極の部分にイリジウムを使用しています(イリジウムの効果についてはよく分かりません)。

 

使用済みプラグアップ 新品プラグアップ
2万キロ走行したノーマルプラグ 新品プラグ(ノーマル)
HKSプラグ外箱
交換したHKSプラグ外箱
 

 プラグコードは約3万キロ走行していたため交換しました。早いと思う人もいるかも しれませんが、マツダのプラグコードは悪い噂が多いのでトラブルが出る前に取り替えました。実際に以前は突然プラグコードがおかしくなり、怖い思いをしました。
 また純正に交換してもどうせ寿命が短いので、永井電子製(ウルトラ)のプラグコードを購入しました。カタログには存在せず、注文生産になりました。
永井電子製プラグコード
 ウルトラのプラグコードを取り付けるにあたってBP Club で紹介されていた、プラグコードにシールド線を被せる改造をしてみました。この改造は下の写真のように分解できるプラグコードでしか出来ません。
プラグコード分解1プラグコード分解2
ウルトラのプラグコードはデスビ側の
コネクタが外れるようになっています
ネジみたいになっています
改造後1改造後2
完成したプラグコードです すべてのコードに同じ長さでシールド線を被せます
 改造の仕方はBP Club のページを参考にして下さい。BP Clubによるとトルクが若干アップするそうです。 材料費などは1,500円程なので、ウルトラのプラグコードを使っている人は試してみては?
 

 最後に排気系として、マフラーをMZPRESSOさん から頂いた、MAZDASPEED製の物に交換しました。と、言ってもサイレンサーの部分だけの交換なので、排気効率はそれほどアップしていないと思います。

MSマフラー装着ノーマルマフラー
サイレンサー部分のみ交換ちなみに交換前はこんな感じ
 

 肝心な効果についてですが、一つずつ順番に取り付けて、効果を見てみました。
 

1.ウルトラプラグコード+シールド線改造
 取り付けた直後に低速トルクがアップしたなと感じました。いつもより一段高いギアでもスムーズに加速していきました。十字路を曲がるときなど、 極低速になる場所では効果がはっきり分かりました。
 

2.1+HKSプラグに交換
 吹き上がりが良くなり、アクセルレスポンスがまるで変わりました。今回一番効果があったパーツです。アクセルをそれほど踏み込まなくても、するすると加速 するようになりました。ただし、いままでのプラグがあまりにもひどい状態だったので、その分効果があったように感じているかもしれません。
 

3.1+2+マフラー交換
 排気音が大きくなりました。MAZDASPEEDのカタログによると「低音が締まり、野太い」サウンドらしいです。なかなか心地よい音なので、調子に乗っていつもより余分にアクセルを開けてしまって燃費が悪くなりました。今回唯一のデチューンパーツ(笑)。アイドリングがノーマルと変わらないくらい静かなので気に入ってます。(MZさんに感謝!)
 

総合的には?
 部品交換前と比べて明らかに乗りやすくなりました。乗りやすくなったとは、低速トルクが改善されたのが大きいと思います。 また、レスポンスが良くなったのでアクセルのちょっとした動きにもエンジンが「ピクッ!」と反応してくれて、とても楽しいです。 部品代で結構な出費になってしまいましたが、それなりの効果はあったと思います。