ブレーキローター、パッド交換

ブレーキの効きがだんだん悪くなっていました。軽く踏んだぐらいではあまり効かず、踏み込んでいくとある一点から急激に効きが強くなります。パッドを点検すると、フロント、リアともにパッドの残量があまりありません。ブレーキローターはフロントがかなり溝だらけでひどい状態でした。そのため、前後のブレーキパッドと、フロントのブレーキローターを交換することにしました。リアのローターは表面がまだツルツルなのでそのまま使用しました。

溝だら、錆びだらけになったローター 光の加減でローター表面の凸凹がよく分かると思います

　

ブレーキローターとは 　ブレーキローターはディスクブレーキの車に装着してあり、ハブとホイールに挟まっている部品です。ブレーキペダルを踏むと、ブレーキパッドがローターを挟み、その摩擦で車は減速します。ローターは長期間しようすると、表面にレコード盤のような溝が出来ます。ブレーキパッドは溝の凹の部分には当たらず、凸の部分のみで摩擦が行われるようになります。使えば使うほど、ブレーキの効きが悪くなってくるのです。 　通常、ローターに溝が出来ると研磨と言って表面を均一に削り、平らにして再利用するのですが、 私の車の場合かなり溝が深かったので新品を購入しました（研磨の方が安い）。 　購入してきたローターを耐熱シルバーで全体を塗装しました。こうしておくと、ベンチレーティッドのフィンの部分やホイールとの間の突起などに錆が付かないようになります。見た目もグー。

耐熱シルバーで全体を塗装

　

パッドは純正も考えたのですが、エンドレス製のスポーツパッドにしました。純正の良いところは、値段が安い、ブレーキのカスが出ない、あまり減らない。 こんなところでしょう。スポーツパッドはこの逆です。町中で普通に乗っている分には、ぜったい純正にした方がいいと思います。 　オートウェーブで購入しましたが、もちろん在庫は無く、注文になりました（マイナー車の宿命）。

エンドレスブレーキパッド

　

さっそく交換。ブレーキフルードもＤＯＴ４の物に交換しました。

交換直後です。フロントのローターがかっこいい（笑）

　

交換直後は笑っちゃうほどブレーキが効きません。まるで雪道を走っているみたいです。踏んでいるはずなのに車がどんどん前に進んでいきます。 ５０ｋｍぐらい走るとだんだん効いてきました。 交換後の感想 　以前のパッドと比べると制動力はかなり良くなりました。交換前は軽く「ポン」っとペダルに足を置いたぐらい ではほとんど効きませんでしたが、交換後は交換前よりは少し効くようになりました（体感で２０％増しぐらい かな？）。さらに踏み込んでいくと、交換後は徐々に徐々に効きが強くなるのがよく分かります。この辺りの制 動力は以前のパッドより遙かにいいです。徐々に制動力が強くなるので、非常にブレーキングコントロールがや りやすくなりました。これに比べると交換前はある一点から急激に制動力が強くなったのでハードなブレーキン グがやりにくかったです。 　スポーツパッドのイメージは、軽く踏んだだけでも「ガツン」と効く物だと思っていましたが、そんなことは なく、町中でも普通に走れます。 ただ、ペダルがすこし軽くなってしまったのが気になります。 　 　ローターに塗った耐熱シルバーは少し走れば、パッドと当たる部分はすぐ取れるので、問題無しです。

パッドと当たる部分はすぐ取れる

　

３月１９日追記 現在ブレーキのタッチは交換当初よりさらに良くなり、非常にカッチリした物になっています。制動力に余裕があると、 気持ちにゆとりを持って運転することが出来ます。 ただ、ホイールは想像していたよりかなり汚れます。洗車のたびに真っ黒になったホイールを洗うことになってしまいました。おそらく ボディーの方にもブレーキダストが刺さっていると思います。まめに粘土でとらなくてはなりません。