=============================================================================== 燃費計 Version 0.87 Copyright : とし =============================================================================== ●設置方法 燃費計を設置するには以下の線の接続が必要です。 ・常時電源 ・アクセサリ電源 ・インジェクタ信号(アクティブLOW) ・車速パルス信号 ・アース 本体は絶縁して助手席足下あたりに設置して下さい。インジェクタ信号は高電圧が流れますので、 引き回しを長くすると他の部分にノイズがのる可能性があります。 常時電源を使用していますので、車体のバッテリーが弱っている場合は注意して下さい。 待機時の消費電流は7mA程です。 ●測定データの保持について 本装置では走行距離や消費燃料などの値をCPUのSRAM上に保存しています。SRAMは電力が供給されなく なると消去されてしまうメモリです。 バッテリーターミナルを外すときは注意して下さい。 また燃費計算計数やログデータはEEPROMに保持しているので電力が切れても消えません。 ●ディップSWについて ディップSWはログ機能に関する設定を行います。 [DIPSW1]日付入力機能 ON/OFF [DIPSW2]実給油量入力機能 ON/OFF (燃費計数自動算出で使用します) ●EEPROMデータ初期化について EEPROMクリア用のジャンパを接続したまま電源を投入しるとEEPROM消去処理を実施します。 車体に設置後に初回のみ実施して下さい。 ●各モードについて □通常モード   :瞬間燃費などの計測値を表示しているモードです。           走行時などは常にこのモードを使用することになります。 □メニューモード :各種設定を行うモードです。           通常モードの時に[メニューキー]を押すことでこのモードに入れます。 □各メニュー設定中:メニューモードにて調整する項目を選択した時の状態です。           UP,DOWNキーで各設定値を調整します。 ●各操作ボタンについて ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ ┃ ┃ L C D ┃ ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ │ ● ● ● ● │ └──────────────────┘ | | | | | | | ----------- □選択ボタン(DOWN) | | ------------------- □選択ボタン(UP) | --------------------------- □決定ボタン ----------------------------------- □メニュー/キャンセルボタン □メニュー/キャンセルボタン 通常モード時  :メニューモードに入ります。 メニューモード時:各メニューの項目を選択します。 各メニュー設定中:設定はキャンセルとなり、メニューモードに戻ります。 □決定ボタン 通常モード時  :使用しません。 メニューモード時:各メニューを決定します。 各メニュー設定中:変更値を決定します。 □選択ボタン 通常モード時  :使用しません。 メニューモード時:使用しません。 各メニュー設定中:変更値を選択します。長押しで数値の早送りが出来ます。 ●メニューモードについて メニューモードには次の項目があります。  ・計測値クリア  ・燃費計算計数変更  ・LEDしきい値変更  ・表示パターン変更  ・MENU終了 ○計測値クリア  燃料噴射量、車速パルスのクリアを行います。通常は給油時に行います。  日付入力機能を有効にしている場合は日付入力を行います。  燃費計数自動算出機能を有効にしている場合には実給油量入力を行います。  エンジンを掛けたまま操作を行うと誤差が発生しますので、給油直後にイグニッションONの  状態にして操作を実行して下さい。 ○燃費計算計数変更  燃費計算時に使用する計数を変更します。初期値は[100%]です。  変更可能範囲は[499.99%〜0.01%]です。  (*)燃費計数自動算出機能が有効の場合は、計測値クリア時に自動的に変更されます。 ○LEDしきい値変更  燃費状態を色分け表示するLEDのしきい値を変更します。  LEDはしきい値によって下図のように3段階に色分けされます。     Low High  ┌───────────┐  │ 赤 │ 橙 │ 緑 │  └───────────┘   | |   | ---------- [GRN→ORG]   ------------------ [ORG→RED]    変更可能範囲は[25.0km/L〜0.1km/L]です。  [GRN→ORG]と[ORG→RED]を同じ値にすることで橙を表示させなくすることも出来ます。   ○表示パターン変更  通常モードにて、表示する計測値のパターンを選択します。  表示パターンは(瞬間燃費/走行距離+消費燃料)、または(瞬間燃費/平均燃費)になります。   ○MENU終了  メニューモードを終了します。   ●LCD表示について ○燃費バー表示  最大値を25km/Lとしたバー表示を行います。バーの表示が多いほど燃費が良いことを示します。 ○瞬間燃費  最近の車に採用されているような燃費表示と違い、アクセルの動きに敏感に反応します。  算出方法は、10回の燃料噴射の平均値と、その間に進んだ走行距離から燃費を算出しています。 ○平均燃費  計測値クリアを行ってからの消費燃料と走行距離から求めた燃費を平均燃費として表示します。 ○走行距離  計測した車速パルスカウント数から走行距離に変換して表示しています。 ○消費燃料  インジェクタ噴射パルスのイネーブル時間の累積から燃料噴射料を算出して、消費燃料として表示  しています。 ●PC接続モードについて この燃費計は給油ごとの計測値を18回ぶん記憶しています。PCを接続することでこのデータを読み出す ことが出来ます。 データの読み出しには専用アプリケーションを使用します。アプリケーションはWindows専用となりま す。 接続はRS-232Cケーブルを使用しますので、RS-232Cポートを備えたPCを用意して下さい。USBしかない 方はシリアル-USB変換などを使って下さい。 また燃費計は車体に付けたままを想定しているのでノートパソコンなどバッテリー内蔵の物を使用して 下さい。 以下の手順に従って操作を行って下さい。  1.エンジンを切ります。  2.PCと燃費計をケーブルで専用ケーブルで接続します(電源が入ったままでも大丈夫です)。  3.PCを立ち上げ、専用アプリケーションを起動します。  4.イグニッションONの状態にします。LCDには「PC-LINK」の文字が表示されます。  5.アプリケーションを操作し、「開始ボタン」を押します。転送は数秒で終了します。  6.アプリケーションに転送終了のメッセージが出ます。この時には燃費計の画面も通常モードになっ  ています。  7.エンジンを掛けます。 以上で転送処理は終了です。転送後のデータはCSV形式で保存されています。必要であればEXCELなどを 使って総合的な燃費管理を行うことも出来ます。 転送を開始する前にアプリケーションを終了すると燃費計は通常モードに戻ります。 (*)DIPSWの日付入力機能スイッチを有効にしていない場合、日付項目は空白になります。 =============================================================================== ★ 補足事項 =============================================================================== この装置はご自身の責任の元でご使用ください。この装置の使用に関して生 じるいかなる損害についても責任を負いません。 =============================================================================== ★ 連絡先 =============================================================================== とし  (^-^)ノ.:*:・'°☆。.:*:・'°★.:*:・'° e-mail:presso@xt.sub.jp homepage:http://presso.sub.jp/ ------------------------------------------------------------------------------- ★バージョン履歴 日付:'05/05/xx Ver0.84 説明:公開開始バージョン -------------------------------------------------------------------------------